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漆喰珪藻土塗壁材施工説明書
下記の図解は簡略化していますので 必ず別紙の項目別詳細で施工を確認ください

■ 石膏ボード下地の場合

@ 石膏ボード12.5mmベベルエッジ(Vカットボード)を使用してください、又3×8ボードをお勧めします
A 石膏ボードの小口に木工用ボンドを塗って張り合わせてください、かなりのクラック防止になります

B 石膏ボードは下地受木の上で継ぎ足し15cm20cmピッチでビス止めをしてください
C ピスは亜鉛メッキまたステンレスビスをご使用ください
D  強く打ちすぎて、ビス頭がボード表面からめり込まないようにしてください
E ドア・窓枠の隅の廻りの石膏ボードの継ぎ目を作らないよう事前に大工さんと打合せください
施工注意
@
 ボードが切った物が張り合わされた場合
A  適合下地はプラスターボードのみです

   !!コンクリート面・ベニヤ等に直接塗ると、間違いなくクラック及びドライアウトします

B  表面が乾いた後に補修すると水引きの速度の違いにより同色になりません
C  下地の取付不良、下地のあばれなどにより、ひび割れが発生する場合があります
D 「テラ」はアルカリ性ですので、チリ廻り等施工箇所以外は紙テープで必ず養生してください
   アクの出や 木の黒変 メッキのはがれが生じる恐れがあります
E  練り水の量を誤ると色むら、クラックが生じやすくなりますので基準水量を厳守してください
F  テラ」には石灰が配合されていますので、仕上の際、壁面に水を加えるとムラになります


■ 下地について
  石膏ボード12.5mmベベルエッジ(Vカットボード)での下地のみ使用できます
@ 石膏ボードは隙間のないように張り込んでください
A 3×6ボードより3×8ボードをお勧めします 
下記@参照
   横目時が少なくなるのでクラック防止になります
B 石膏ボードの小口に、必ず木工用ボンドを塗って張り合わせてください
   ボードが面になるので かなりのクラック防止になります
C 石膏ボードは下地受木の上で必ず継ぎ足し15cm20cmピッチでビス止めをしてくだ
D ビスは亜鉛メッキまたはステンレスビスを使用してください
E 強く打ちすぎて、ビス頭がボード面からめり込まないようにしてください
F ドア・窓枠の隅の廻りの石膏ボードの継ぎ目を作らないように事前に大工さんと打合せください
  
下記参照
G 廻り縁や巾木の施工を基準としてください


 3×8ボードより天井高が高い場合の石膏ボードの貼り方について

■ ドア・窓枠の廻りの下地の受木について

「重要」ハンパ分を互い違いに貼ると横の目地が通らないので、クラックが発生しにくくなる

A=ドア・窓枠は開け閉めするのでかなり動くので これにより割れが発生することが多いです
B=よって出来るだけ
Bのようにドア廻りにぐるりと、受木を打てば、石膏ボードをしっかり固定でき、割れをずいぶん防げます

■ ドア・窓枠の廻りの石膏ボードの貼り方について


A=ドアの廻りなど ボードを細く切って貼ると 隙間がでやすく クラックが発生しやすい
B=ジョイント部分がドアの延長線上に来ると クラックが発生しやすい
C=よって 出来るだけ Cのように石膏ボードを貼ってください

 施工前の注意事項について

@ 「テラ」は湿式の材料です
A 下地の取付不良、下地のあばれなどによって、ひび割れが発生します
B 施工後のトラブル防止のため、下地の状態に不安がある場合は必ず、大工さんと打合せ頂き不良箇所などは手直ししたうえで施工してください
C 「テラ」はアルカリ性ですので、チリ廻り等の箇所以外はマスキングテープ等で必ず養生してください
  アクの出や、木の黒変、メッキのはがれが生じる恐れがあります

   
マスキングテープ等で養生する場合は、1.5mmを逃げて養生してください
D 気温10以下になる場合の施工は避けてください。やむ得ず施工する場合は温度管理を行って下さい
  
特に冬季の施工は注意してください (別紙参照)
E 練り水の量を誤ると、色ムラ、クラックが生じやすくなりますので、基準水量を厳守してください
  
季節、気候による影響がありますので、基準水量を基に現場で微調整してください
  
「仕上材」は、ソフトクリームのような状態が目安です
F 下地のムラ乾きに注意してください。ひび割れ、色ムラの原因になります
G 「テラ」は石灰が配合されております、このため仕上の際、壁面(仕上面)に水を与えるとムラになります


■ 材料の保管

@ テラの保管については水濡れに注意してください
A 湿気の無い所で保管ください (現場ではパレットなどを敷き直置きは避けてください)
  
品質保持期間は納品後、出荷後180日です


■ 
事前の準備

@ 混合用樽(大50100リットル)  1個

A バケツ(20リットル)        2
B 小バケツ              1個
C 攪拌機 大・小           各1
D 練り水
E 計量バケツ等(基準水量を計れる容器)1
F シーラー(モルタル接着増強剤)   適量
  推奨シーラー 日本化成梶@
NSハイフレックス / 昭和電工梶@ハイモルエマルジョン
  
石膏ボードに不向きな(コンクリート用等)モルタル接着増強剤を使用すると、クラックします
G  
防塵マスク・ゴム手袋

■ 
基準水量

品 名

名 称

重 量

水    量

仕上材

テラ

13.5kg

8.0L8.5L

専用パテ材

J 1

5kg

シーラー3倍液に調合し
1回目2リットル 2回目2.5リットル


■ ジョイント処理材の準備


@ 専用パテ材(J1)1kg当り、シーラー(モルタル増強剤)3倍液を用意します
   ※シーラー(モルタル増強剤)3倍液はシーラー1 に対して 清水2の割合で配合し
   
1回目のパテ材処理は400cc 2回目のパテ材処理は500ccを用意してください
    シーラー3倍液は、シーラー1 に対して 清水2の割合で配合してください
A 小型攪拌機などを使いダマにならないようによく練って使用ください
B ジョイント処理材1kgでジョイント部分を約10m(目安6u)で施工できます


■ ジョイント処理材(J −1)によるジョイント処理

@ 養生
  テラはアルカリ性ですので、材料が木部などにつきますと黒く変色の恐れがあります
ので、
  チリ廻り・枠廻り・巾木等は十分に養生を行ってください

A 事前に用意したジョイント処理材によるジョイント処理 
  ※「ジョイント処理材の準備」を参照
  ジョイント処理材1
kgでジョイント部分を約10m(目安約6u)施工できます
B ジョイント処理 1回目
  石膏ボード
V カット部分にジョイント処理材(調合した物)を詰め込んでください
  ※テラはアルカリ性ですので市販のパテでは色ムラになり易いです 
かためのパテを使用
C 乾燥させます 1回目のジョイント処理材がやせてくるまで乾燥させてください
D 石膏ボードのビス頭もジョイント処理材を塗って平たく仕上てください
E ジョイント処理剤の上にグラスファイバーテープを張り込んで下さい
F ジョイント処理材 2回目
  ファイバーテープを隠すように再度ジョイント処理材を
15cm20cmの巾で
  しごき塗りしてください 
やわらかめのパテ使用
G 再び乾燥させます
  ※ジョイント処理材の乾燥が悪いと色ムになりますので必ず完全乾燥してください

■ 仕上材(テラ)の施工

@ 基準水量の水を準備します(1kgに対して0.60.65リットル)
A バケツ(大)に基準水量の水を入れ仕上材(テラ)を加えてよく混ぜ合わせます
  材料を徐々に加えて大きめの攪拌機で必ず
5分間攪拌してください
 
 ※練り始めは水が少ない感じますが、3分を過ぎると塗りやすい硬さになります
B 約5分間練り置きして再度 攪拌機で2分間混ぜ合わせてご使用ください
C 施工中に材料が絞まってきた場合は加水しないで 攪拌機で練り直してください

■ 仕上方法(例)

 『木鏝引きずり』
@ 標準施工厚は1.5mmです
A 0.5mmの下ごすりを行った後、下ごすりした材料が鏝に付着しなくなってから
  
1.0mmの上塗りを行ってください
(おっかけ 2度塗り)
B 硬めの鏝でムラを抜いてください
C 木鏝を使って「引きずり」のパターンを付けてください
D ヘッドカット
(プラスチックの鏝や下敷きのような やわらかい物でヘッドカットしてくだい)
E 施工後は 風通しをよくしてください(冬期は除く)
  ※入りズミ、出ズミは専用鏝で押さえてください
  ※木鏝の塗り面角をアールに削ると塗りやすくなります
  ※桐の木鏝を使用するとテクスチャーがやさしくなります

冬期に施工する場合 必ず お読みください!!!

珪藻土が本来持っている機能を最大限に引き出す為、調合内容にこだわり、特に石油化学系の原料を極力控えています
この為、冬期に施工する場合は、伝統的な左官材料に特な
白樺、色ムラ、粉浮きの恐れがあります
よって、お手数ですが、
下記の注意点をお守りください

■ 室内温度について
@ 施工前に室内を暖めてください 
  順調な乾燥には
1525の室内での施工が必要です
   特に、
気温15以下の場合は乾燥が遅く、白樺の危険性があります
A 暖をとって乾燥を早めてください 
  施工後、
2日〜3日表面が乾くまでは部屋の温度が昼夜を通じ10以下にならないようにしてください
  ※オイルヒーターなど湿気の発生しない暖房機器を用意し
   施工後も
2日〜3日は室内温度を確保してください
   冬期は通風が確保できない為、扇風機を用意してください(直接壁には当てないようにしてください)
B 施工時の外気温が10以下で、上記の条件が整わない場合は施工を中止してください
  又、条件が整った場合でも、施工時の外気温が
5以下のなる場合の施工は避けてください


■ 練り水の温度について
@ 練り水は、冷水(10以下)を避けてください
A 冬期は特に、水の配分が多すぎると、白樺しやすくなります
  
混ぜ始めは水が少ないと感じますが、3分を過ぎると塗りやすい硬さになりますので、
  
水の分量に注意してください

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